IT業界の技術の変化はとても速く、フリーランスエンジニアであれば、特にその動向が気になるでしょう。特に開発言語は、10年程でほぼ利用されなくなってしまうのが現実です。

本記事では、IT業界の最新情報を参考に、今後フリーランスエンジニアが高収入を目指すために学んでおくべき開発言語(2022年度版)を紹介していきます。

なお、本記事で参考としているデータは、転職するエンジニア向けのデータも含まれていますが、フリーランスエンジニアが業務委託する際も同じ需要であると考えて問題ありません。

トップシェアは未だにJavaだが、高年収目指すにはライバルが多い

インターネットやスマートフォンの普及と共に、Web系の開発言語が発展を遂げてきました。中でも1996年にサン・マイクロシステムズ社(2009年にOracle社が買収済み)が開発したJava言語は、高い汎用性から広く普及し、近年に至るまで長い間、トップシェアを取り続けていました。

そのため、Javaで開発ができるエンジニアの需要が高かったため、Javaを使用できるフリーランスエンジニアの数も多くなりました。よって、余程の高スキルを持ったフリーランスエンジニアでない限り、Javaが使用できるというだけでは、高年収になることは難しい状況です。

転職希望者のプログラミング言語スキル【2020年12月】

(引用:レバテック)

実際にプログラミング言語別の求人数を見ると、依然としてJavaの求人数が多く、全体の30%以上を占めています。需要と供給の面から見ると、Javaが優位ではありますが、残念ながら、収入面とは比例していません。

プログラミング言語別の求人割合【2019年】

(引用:レバテック)

但し、Javaが使われているシステムは現在でも非常に多く、今後もJavaが使用できるフリーランスエンジニアが活躍できる場は多くあります。よって、Javaは今後5~10年後も安定した開発言語と言えるでしょう。

高年収を狙うならやはりPythonか、ただし求人数がまだ少ない

フリーランスエンジニアであれば一度はPythonという言語を聞いたことがあるでしょう。Pythonは主に機械学習・AIシステム・データ分析に使用されている開発言語です。比較的学習しやすいスクリプト言語で、ライブラリも豊富に用意されていることから人気のプログラミング言語となっています。

まだ本格的にPythonで開発できるフリーランスエンジニアが少ないため、人材不足であり、高収入が期待できるプログラミング言語です。しかし、Pythonの求人数はまだ少なく、希望の条件に合った仕事が見つからない可能性もあります。徐々にPythonの求人数も増えてきているため、今のうちからPythonの技術を習得しておくことはフリーランスエンジニアとしてメリットが高いと思われます。

また、現在の高年収のプログラミング言語として、Go言語やScala言語があります。こちらはPythonと比べても、さらに求人数が少ないため、今後の普及によって年収の状況も変わってくるでしょう。他のフリーランスエンジニアと差を付けたい人は、Go言語やScala言語にチャレンジするのも良いでしょう。

ランキング言語平均年収 (万円)最大年収 (万円)求人数 (件)
1位Go6001,6002,202
2位Scala6001,3001,489
3位Python5751,4999,344
4位Kotlin5751,200961
5位TypeScript5751,200667
6位R5741,000220
7位Ruby5501,20011,676
8位Swift5501,2003,353
9位Perl5251,2004,509
10位C5251,0009,347

プログラミング言語別年収ランキング【2018年】

(引用:ビズリーチ)

Go言語はC言語の代用として、Dockerなどの基盤ソフトウェアの開発で採用されていて、ツールの開発やWebサーバでの活用など、さまざまな分野で利用されています。日本国内だけでなく、世界でも多く利用されていて、学習の容易さと実用性の高さから開発者の間で急速に人気が高まってきています。

Scala言語は高い生産性と堅牢性(セキュリティ)を実現し、オブジェクト指向言語と関数型言語の両方の特徴を持っている言語です。世界的に普及しているTwitterサービスが利用している言語としても知られています。

現在も求人数は少ないですが、今後はGo言語やScala言語の求人数も増えてくる可能性もあり、高年収を目指すフリーランスエンジニアとしては注目の開発言語であると言えるでしょう。

安定的に高年収ならモダンなFWを使ったフロント開発言語を学ぶべし

ここまで主にサーバーサイドで使用される開発言語のJavaやPythonに触れてきましたが、フリーランスエンジニアが安定的に高収入を目指すなら、フロント開発言語もおすすめです。

具体的には、JavaScript、TypeScript、HTML、CSSなどやReact、Vue.jsなどのモダンなFWを使用した開発ができることが重要となってきます。

現在のフロント開発は、単純なコーティングだけではなく、画面デザインや使いやすさといったUI/UXの知識やスキルも求められるケースが多くなりました。理由としては、スマートフォンやタブレットといった次世代端末の発展と共にSPAの台頭によって、サーバ側からレンダリング処理が分離され、フロントエンド側でチャネルごとにレンダリング処理を実装するようになってきているためです。

そのため、UI/UXスキルを向上させることがフロントエンジニアには必要不可欠です。まずは、実際にフロント開発言語に触れてみて、徐々に、UI/UXスキル向上を目指すことをおすすめします。

フリーランスエンジニアが手を出してはいけない開発言語とは

どのプログラミング言語であっても一定の求人数はありますが、どうしても利用されなくなってくる開発言語もあります。そのため、VBAやVB、COBOLなどの非Web系開発言語については、今後は厳しい状況になってくることが想定されます。

例えば、COBOLは1970年代~1990年代によく使われていましたが、現在ではCOBOLで開発されたシステムはマイグレーションされて、新しい技術を利用したシステムに置き換えられてきています。一般的にエンジニアの寿命は30年程度と言われていますので、これまでCOBOLにしか触れてこなかったフリーランスエンジニアは、今後もさらに厳しい状況に立たされるでしょう。

現在主流の開発言語は、Web系言語がほとんどですが、高年収を目指すうえで大切なことは、「どの開発言語を避ける(学ばない)」ではなく、「どれだけ多くの開発言語を経験するか」がとても重要です。

また、5~10年といった経験年数だけが重要視される訳でもありません。エンジニアとしての素養が備わっていれば、半年程度の経験者が2年以上経験しているエンジニアより優れているといったケースもよくあります。

ぜひ積極的に色々な開発言語にチャレンジして、いくつもの企業から求められるフリーランスエンジニアを目指しましょう。

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