「これからのクラウド普及に向けてGCPを学習していきたい・・・」

「GCPを習得していく上でおすすめの資格を知りたい・・・」

ITエンジニア、フリーランスエンジニア等の方で、GCPに興味があって注目しているが、どのように学習していき、どの資格を取得すれば良いのか疑問に思っている方も多いでしょう。

現在利用されている多くのインターネット上のサービスは既にクラウドサービス上で運用されるのが一般的となってきており、クラウドサービスの中でも、Google社が提供するGCPはシェアを拡大している人気のサービスになります。

インフラエンジニアの方も、開発エンジニアの方も、これからはGCPのようなクラウドに関するスキルを習得しておくことが必須となってきました。

GCPの学習を始めると分かりますが、GCPには非常にたくさんの資格が用意されています。そのため、どの資格取得を目指せば良いのか迷ってしまう事が良くあります。

この記事では、GCPでおすすめの資格に関する様々な情報を紹介していきます。

インフラエンジニア、開発エンジニア、またはフリーランスエンジニア等の方でGCP資格取得をしたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

GCP資格とは?

GCPとは、Google社が提供しているGoogle Cloud Platformというクラウドサービスの略称です。Google社が提供しているYouTubeや検索エンジン、Gmailなどのサービスでも実際にGCPが利用されています。

GCP資格はクラウドサービスの提供元であるGoogle社が提供している資格であり、資格を取得することでGCPに関する知識やスキルを保持していることを証明することができます。

GCP資格には約11種類の資格があり、資格によってはGCPに関する知識以外にも、プログラミング言語やセキュリティ、ネットワーク等のITスキルに関する知識も必要となってきます。

GCPは非常に人気で高いシェアを持っているクラウドサービスですので、GCP資格を取得することで、エンジニアとして高スキルを外部に証明することができます。

クラウドサービスの資格というと、インフラエンジニアの方が取得する資格と認識されることもありますが、開発エンジニアの方に向けた資格も準備されています。そのため、インフラエンジニア、アプリケーション開発エンジニア、セキュリティエンジニアなど、色々な職種の方におすすめの資格です。

GCP資格は取得難易度によって「基礎的な認定資格」「アソシエイト認定資格」「プロフェッショナル認定資格」の3つに分類されています。

では、それぞれの分類について詳しく紹介していきます。

GCP資格試験での注意事項

難易度の分類別に詳細を紹介する前に、GCP資格試験での注意事項を先に紹介します。

GCP資格は多くの種類がありますが、中には日本語での試験が実施されておらず、英語でしか受験できない資格もあります。

英語が堪能な方であれば気にする必要はありませんが、日本語で受験したい方は、対象の試験が日本語で実施されているかどうかを事前に確認してから受験することをおすすめします。

この記事では、GCP資格試験の中でも、日本語で受験可能なおすすめの資格を中心に紹介していきます。

おすすめのGCP資格(基礎的な認定資格:Foundational)

おすすめのGCP資格について、まずは基礎的な認定資格に該当する資格の中でおすすめの資格を紹介します。これからGCPの学習をはじめる方は、まずはこれらの初級レベルの資格取得を目指しましょう。

取得難易度は、他のGCP資格と比較してやさしく、取得し易い資格と言えるでしょう。難しいITスキル等は不要で、一般的なクラウドサービスやGCPに関する知識があれば取得可能です。

GCPにおける実務経験が無くても、書籍やインターネット等で学習すれば取得することもできます。

Cloud Digital Leader

Cloud Digital Leaderは、GCP資格の中で、基礎的な認定資格に分類される資格で、これからGCP学習をはじめる方におすすめの初級資格です。

出題される内容は、主にサービス概要に関する問題が多く出題されるため、難しいITスキルを前提とした問題は出題されません。そのため、GCPのサービスに関して、書籍やインターネット等で学習すれば取得することができるでしょう。

Cloud Digital Leader資格を取得しても、業務で実践的な技術を持っていると証明できる訳ではありませんが、GCPのサービスに関して全般的な知識を所持していることを証明することができます。

技術的なエリアよりも、サービス概要を理解しているかどうかのビジネスエリアに関する資格のため、エンジニア以外にも営業職の方が取得するのもおすすめです。

GCP資格を取得していこうと検討している方は、まずはCloud Digital Leader資格を取得すると良いでしょう。

おすすめのGCP資格(アソシエイト認定資格:Associate)

次に中級に相当するアソシエイト認定資格の中で、おすすめの資格を紹介します。初級レベルの認定資格が取得できた方は、ぜひアソシエイト認定資格の取得を目指しましょう。アソシエイトレベルの資格を取得していると、案件の中でも実用的にスキルが発揮できる力を持っていると評価されることが多くなります。

Associate Cloud Engineer

Associate Cloud Engineerは、GCP資格の中で、アソシエイト認定資格に分類される資格で、GCPに関するスキルアップを目指す方におすすめの中級資格です。

基礎的な認定資格でGCPのサービス概要を全般的に把握していて、さらにGCPの基礎的な使い方を把握している方が対象となります。

出題される内容は、実際にGCPを利用する際の活用方法に関した問題が多く出題されます。ある程度のクラウドサービスに関する知識があれば、そこまで難しい難易度とはならないでしょう。

書籍やインターネット等で学習すれば取得することも可能ですが、GCPの使い方に関する問題も出題されるため、実際にGCPを操作した経験がある方が良いでしょう。実務経験が無い方は、個人でGCPアカウントを作成し、無料期間だけでも実際にGCPを利用して見た方がイメージし易いと思います。

おすすめのGCP資格(プロフェッショナル認定資格:Professional)

続いて上級に相当するプロフェッショナル認定資格の中で、おすすめの資格を紹介します。プロフェッショナルレベルのGCP資格を取得しているエンジニアの方は、様々な案件で需要が高く、エンジニアとして高いスキルを証明することができるようになります。

Professional Cloud Architect

Professional Cloud Architectは、GCP資格の中で、プロフェッショナル認定資格に分類される資格で、GCPに関する高い知識やスキルを持ったエンジニアにおすすめの上級資格です。

クラウドサービスやGCPに関する知識を活かして、可用性が高く、セキュリティ対策が実施された安全なシステムを設計、開発、構築、保守できるスキルを証明することができます。

Professional Cloud Developer

Professional Cloud Developerは、GCP資格の中で、プロフェッショナル認定資格に分類される資格で、GCPに関する高い知識やスキルを持ったエンジニアにおすすめの上級資格です。

Google社が提供している各種ツールを使用して、可用性の高いアプリケーションを構築できることを証明することができます。他にも、アプリケーションの設計やデプロイ、ビルド、テスト、管理などの知識も必要となるため、アプリケーション開発の経験がある方が良いでしょう。

Professional Data Engineer

Professional Data Engineerは、GCP資格の中で、プロフェッショナル認定資格に分類される資格で、GCPに関する高い知識やスキルを持ったエンジニアにおすすめの上級資格です。

データ収集や分析、変換、公開するための知識やスキルを持っていることを証明することができます。様々な職種のエンジニアにおすすめですが、特にデータエンジニアを目指している方におすすめです。

Professional Collaboration Engineer

Professional Collaboration Engineerは、GCP資格の中で、プロフェッショナル認定資格に分類される資格で、GCPに関する高い知識やスキルを持ったエンジニアにおすすめの上級資格です。

Professional Collaboration Engineerは、ユーザーやコンテンツなどについて統括的に考慮した上で、ビジネスの目標を具体的な構成やポリシー、セキュリティ対策に変換するためのスキルを持っていることを証明することができます。

まとめ

GCP資格とは何かの紹介から、おすすめのGCP資格について基礎的な認定資格、アソシエイト、プロフェッショナル、それぞれのレベルで紹介してきましたが、いかがでしょうか。

クラウドを利用したシステムは今後もさらに増加していくことが見込まれ、クラウドサービスの中でも高いシェアがあり人気のGCPに関する資格は非常に注目を集めています。

ぜひこの機会にGCP資格取得に挑戦して、より価値の高いエンジニアへと成長していくことをおすすめします。

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