現在のGoの需要状況

Webによる調査で人気言語のランキングを示す TIOBE Indexを確認すると、2021年度9月時点で、Go言語は、14位に位置しています。Go言語は2009年にGoogleが開発したオープンソースプロジェクトのプログラミング言語です。

出典:TIOBE Index

どのような言語なのかを一言で表せば、「シンプルかつ高速な処理が可能なプログラミング言語」と言え、有名なWebサービスの開発やサーバの構築などに使われています。例えば、動画配信サービスの「YouTube」、フリマアプリの「メルカリ」、グルメサイトの「ぐるなび」は、実際にGo言語を採用しています。

コードの書きやすさと処理速度の速さの特徴を持つGo言語は、比較的新しいプログラミング言語ながら、ソフトウェアやシステム開発に採用する企業も数多く存在します。ITエンジニアの採用活動をアシストする米国の「HackerRank」社が行った調査によると、2020年にGo言語は「エンジニアが学びたいプログラミング言語ランキング」で1位を獲得しています。

出典:米HackerRank社|2020 Developer Skills Report

Goの需要が高い理由

Go言語の需要が高い背景はなんでしょうか。

Go言語の引き合いがある理由としては、

 1.Googleとの親和性の高さ

 2.話題性が高い言語であること

 3.Webアプリケーションに適していること

の3つといえます。それぞれ、解説していきましょう。

Googleとの親和性の高さ

Googleが開発した経緯もあり、GoogleのWebアプリケーションの拡張に合わせて、Go言語も頻繫にアップデートされる環境にあります。Googleが提供するサービスは、Chromeのウェブブラウザから、スマートフォンのAndroid、クラウドサービスのGoogle Cloud Platformなど、多岐に渡ります。そんな多くのサービスと連携が高まるのは、ユーザーにとって利益があることです。Googleと連携を考えるとGo言語による開発をまずは、考えなければならないでしょう。

話題性が高い言語であること

比較的若い言語ということと、Googleが開発したということもあり、年々人気が上昇しています。Googleの機能拡張もスピードが速いことから、追従性を考慮すると、Go言語を選択するようになります。そしてわかりやすい文法の為、可読性もたかく、エンジニアから高い評価をえています。

Webアプリケーションに適していること

元々がWebアプリケーション向けに作成した言語です。Webアプリケーションで課題だった、処理速度が遅いという問題を改善しています。そのような背景もあり、Webアプリケーションに適している言語となり、Weアプリケーションの開発が多くなっているこの状況では、Go言語の需要が高くなります。

Goの将来性は?

このGo言語は、Google内で「プログラミングの環境を改善する」ことを目的として開発されたプログラミング言語です。現代では、技術の進歩に伴いWebアプリやサービスが高度化する一方で「内部のコードも比例して複雑化する」、「システム開発の生産効率が落ちる」という問題が発生しています。そこでGoogleは、問題の解決手段として「もっと手軽に効率の良くコーディングできる言語」として、シンプルさを追求したGo言語を開発したのです。その為、Googleとの親和性の高さから、Googleのサービス拡張に伴い需要は今後も増えていくことが見込まれます。

その需要に呼応するように、Go言語は令和の現代においても細かなアップデートやフレームワークの開発が続けられています。歴史が浅い分、Go言語の知名度やエンジニアの数は、JavaやPythonのような人気の高いプログラミング言語に劣りますが、実績と将来性に関しては注目度の高い言語と言えるでしょう。

将来に向けて身に着けておきたい最新スキル

Goのエンジニアとして仕事や転職に役立つ資格はどのようなものがあるでしょうか。資格があれば転職の際に客観的に評価される傾向にあり、未経験の方なら知識を習得していることの証明になります。エンジニア向けのおすすめの資格を紹介します。

基本情報処理技術者試験

情報処理推進機能が運営する試験です。ITエンジニアとしてキャリアをスタートするには、まず基本情報技術者試験から受験することが推奨されています。しっかりとした基礎を身に付けることにより、その後の応用力の幅が格段に広がります。

出展:基本情報技術者試験

OSS-DB技術者認定試験

特定非営利活動法人エルピーアイジャパンが、運営する試験です。オープンソースデータベース(OSS-DB)に関する技術力と知識を、公平かつ厳正に、中立的な立場で認定するIT技術者認定資格です。本試験はOSS-DBのなかでも、特に商用データベースとの連携に優れ、エンタープライズ・システムでも多く活用されている「PostgreSQL」を基準のRDBMSとして採用しています。

出典:OSS-DB|試験概要

統計検定

日本統計学会が運営する試験です。「統計検定」は、統計に関する知識や活用力を評価する試験です。データに基づいて客観的に判断し、科学的に問題を解決する能力が必要です。国際通用性のある統計活用能力の体系的な評価システムとして統計検定を開発し、様々な水準と内容で統計活用力を認定しています。また、AIのスキルでは、統計学の知識が必要です。数理的知識が持っていることをアピールできるでしょう。

出典:統計検定

Go言語の案件例

実際にフリーランス専門の案件紹介サイト「BTCエージェントforエンジニア」で公開しているGo言語の案件をご紹介します。

Go言語案件をお探しのフリーランスエンジニアなら

『これからフリーランス』を運営する株式会社ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングは独立系のSIであり、BTCエージェントforエンジニアというサービスを展開しています。

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