Salesforce(セールスフォース) は、有名なCRM(Customer Relationship Management)のツールです。マーケティング、営業の顧客管理、分析など、広範囲な機能を有しています。世界で一番有名なCRMのツールといえるでしょう。
今回はSalesforceの将来性や今後の市場価値について解説していきます。

現在のSalesforceの需要状況

Salesforceは日本や世界でトップシェアを誇るSFA(Sales Force Automation)の営業支援ツールの代表格といえます。国内では、セブン-イレブンやビズリーチなどの大手企業から中小企業まで約15万社の導入実績があります。

Salesforceの特徴は、既存の機能だけでなく、Salesforce CRMをベースとした開発も可能です。企業毎の特有な特徴的な機能を実現することが可能です。使用されているプログラミング言語はApexです。Apexは、Javaをベースにした言語といわれています。

Salesforceのシェアは世界No.1ということもあり、各企業で機能開発や運用する人材が必要になり、需要は豊富にある状況です。

また、昨今ではSalesforceにAI機能も実装されており、高度な分析が可能になりました。それは、各業界のお客様の行動をさらに分析できることを示しています。そして、その結果を見える化することが今、求められています。

Salesforceの需要が高い理由

Salesforceの需要が高い背景はなんでしょうか。

Salesforceの引き合いがある理由は、

 1.多くの国で使用されている

 2.多くの業界で使用されている

 3.各企業にあうカスタマイズができる

の3つがあります。それぞれ、解説していきましょう。

多くの国で使用されている

現在のSalesforceは、CRMの世界 No.1のシェアを獲得しています。多くの国で使われていますので、働く場所も国内だけでなく、グローバルに広がります。例えば、Salesforceを導入している海外の企業で働くことも可能です。Salesforceのスキルがあれば、グローバルな需要にこたえることが可能です。

多くの業界で使用されている

顧客管理において、Saleforceは様々な業界で使用されています。それは、様々な業界の課題に対しての解決方法が蓄積されていることを示しています。顧客管理におけるカンバン機能などの購入フェーズ毎の顧客の見える化機能など、様々な機能が搭載されています。Saleforceを導入すれば、各業界の課題に適応した使い方を、開発することなく使用できます。

各企業にあうカスタマイズができる

Salesforceは、通常の機能でも豊富な機能、多彩なグラフ表現、メールなどのマーケティング連携機能など、豊富に準備されています。されにカスタマイズ機能も準備されており、Saleforceのプラットフォームを使用した自社のアプリケーション作成が可能です。プラットフォームを使えば、表現方法やより直感的な機能を自分が開発しなくても使用できます。

Salesforceの将来性は?

セールスフォース・ドットコムによると、市場全体のシェアを伸ばし、他のどのCRMベンダーよりも収益を伸ばしており、世界シェアでNo.1になっています。さらに、セールス、カスタマーサービス、マーケティング、モデル駆動型アプリケーションプラットフォーム、エンタープライズコミュニティアプリケーションの市場シェアリーダーとしてSalesforceを挙げています。

出展: Salesforce ニュースリリース

また、国内のCRMアプリケーション市場は、2020~2025年の年間成長率は5.5%と推移しており、今後も成長することが示されています。現在のデジタルシフトやDXの推進もあり、今後も成長が続くと見込まれており、それを扱うデジタル人材も需要が増えることが予想されています。顧客に浸透したデジタルとリアルを最適に組み合わせたハイブリッドな顧客行動、デジタル/データ/顧客を中心に据えた変革機運が継続し、堅調に同市場は推移していくでしょう。

出展:IDC Japan2021

国内のCRM市場でSaleforceはNo.1のことから、関わる運営の業務や導入の業務、そしてSaleforce CRMをベースとしてカスタマイズ作業やアプリケーション作成業務は、今後も需要が増え続けていくでしょう。

今後も拡大が続く、CRM市場において、Saleforceは不可欠な存在です。それに呼応してSalesforce人材の需要は、豊富にあり、将来性は十分に期待できるといえるでしょう。

将来に向けて身に着けておきたい最新スキル

Salesforceの仕事や転職に役立つ資格はどのようなものがあるでしょうか。資格があれば転職の際に客観的に評価される傾向にあり、未経験の方なら知識を習得していることの証明になります。Salesforce向けのおすすめの資格を3つ紹介します。こちらは、Saleforceが運営している資格となり、知識や技能の証明になります。

Salesforce認定アドミニストレーター試験

Salesforce認定アドミニストレーター試験では、Salesforce CRM システム管理者を認定します。組織のメンテナンスや、業務要件に基づいた管理機能を実行できる能力が求められます。プログラムの基本の認定資格が、Salesforce 認定アドミニストレーターです。この認定資格は、Salesforce の実装管理に使用する機能に焦点を当てています。その上位に位置付けられ認定資格が、Salesforce 認定上級アドミニストレーターです。

Salesforce 認定 Platform アプリケーションビルダー

Salesforce Platform のカスタマイズ機能を使用したカスタムアプリケーションの設計、構築、リリースのスキルを習得していることを証明する認定資格です。Lightning プラットフォームのカスタマイズ機能を使用したアプリケーションの設計、構築、リリースのスキルと知識があることを証明したい方が対象です。Saleforceアプリケーションが作成できることを証明する資格です。

Salesforce 認定 Platform デベロッパー

Salesforce Platform でApex、Visualforceのプログラミング的機能を含むアプリケーション開発スキルを習得していることを証明する認定資格です。Lightning プラットフォームでのアプリケーション作成に関する知識、スキル、経験を持つ個人が対象です。この資格は、Salesforce を拡張機能を有するための プラットフォームの基本的なプログラミング機能を網羅しています。

Salesforceの案件例

実際にフリーランス専門の案件紹介サイト「BTCエージェントforエンジニア」で公開しているSalesforceの案件をご紹介します。

案件をお探しのフリーランスエンジニアなら

『これからフリーランス』を運営する株式会社ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングは独立系のSIであり、BTCエージェントforエンジニアというサービスを展開しています。

本サービスでは、案件紹介だけではなくキャリアアップや単価相談などフォローアップが充実していますので、是非一度ご相談いただければと思います。