【2021年未来予測】AIエンジニアがフリーランスになるべき理由と需要について

昨今フリーランスとして活動する方が、芸能界のみならず他業種、特にIT業界ではその動きが活発化してきています。

本記事をご覧いただいているということは、何となくそんな噂を聞いて、今後フリーランスになろうか悩んでいるということだと思います。

結論からお話すると「AIエンジニアならば、今すぐフリーランスエンジニアになる」ことをお勧めします。



ではなぜAIエンジニアは今すぐフリーランスになったほうがいいのか、その理由を解説していきたいと思います。

本記事では、下記調査結果に基づき解説しています。

  • 経済産業省:『平成 30 年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(IT 人材等育成支援のための調査分析事業)- IT 人材需給に関する調査 -調査報告書』
  • Gartner社:『2019 CIO Survey』
  • 東洋経済online:年収5000万円もザラ、米AI人材のヤバい報酬
  • Forbs:The Best AI Companies To Work For In 2018 Based On Glassdoor
  • ロイター:焦点:中国でIT人材の争奪戦、給与水準シリコンバレーに迫る

AI事業の増加・企業側のエンジニア需要は年々高まる

Gartner社が2019年1月に発表した「2019 CIO Survey」では、AI導入率は2018年だけで3倍になり、何らかの形でAIを導入している企業は全体の37%に達したと推計されています。

2019年はAI CROSS、AI inside、エクサウィザーズ、cinnamonなど『AI企業』が話題になりました。AIと言っても、機械学習、画像認識、自然言語処理、コグニティブコンピューティング、ビッグデータの自動解析など様々な分野に分かれますが、このうち何らかの技術を利用し、各企業が従来のサービス向上や新規サービスの展開を争っているということです。

例えば某大手通信会社では、これまでカスタマーサービスはコールセンターや通常の管理システムに頼っていましたが、顧客とのコミュニケーションにAIチャットボットを導入したことで有名になりました。

更にエンジニアであれば誰しもが聞いたことがあるであろう「デジタルトランスフォーメーション」通称DXの概念が爆発的に流行っています。ここでは割愛しますが、DXの実現には莫大なデータ量を処理する必要があることから、ここでもまたAI活用が注視されています。

上記のような背景があることから、AIを無視したサービスは「古さ」を感じさせるようになりました。その為、特に大手企業ではAIサービス展開、つまりAIエンジニアの需要が高まっているのです。

「先端IT人材が特に不足する」つまりAIエンジニア不足

ITエンジニアは今後も不足し続けると言われています。しかし、必ずしもすべてのIT分野が不足するとは限りません。もちろん衰退していく技術を扱うエンジニアの需要は下がっていきますが、

「IT 人材需給に関する調査」では特に「先端IT人材」の需要と供給のギャップは広がり続けると予想されています。

先端IT人材とは、まさにいま話題の「機械学習、画像認識、自然言語処理、コグニティブコンピューティング、ビッグデータの自動解析」の分野を扱うエンジニアを指しています。

みずほ情報総研の調べでは、2018年時点ではAI人材のギャップが3.4万人に対して、2025年には3倍の9.7万人、2030年にはなんと5倍の14.5万人の不足が発生すると調査結果を残しています。

AI人材需要ギャップの推移についての調査結果


また供給数は企業や大学の教育制度強化により「2018 年の AI 人材は、1.1 万人であるが、今後大学からの供給や企業内での育成により増加することが見込まれ、2025 年には 7.9 万人、2030 年には 12.0 万人まで増加する。」ことを見越した数字です。
それでも倍以上の人数が不足するということは、AIエンジニアはフリーランスに向いているとなるのでないでしょうか。

AI市場規模は15年で何と約14倍!2兆円規模のビジネスへ

第4次産業革命と称されるIoT・ビッグデータ・AI・ロボットは世界有数の企業がその技術を駆使し、その業界を牽引していくべく日々研究開発を行ってきています。

AI関連ビジネスの市場規模は2015年時点では1500億円ほどですが、2030年には2兆を超えるとも試算されているほどです。約14倍なので、とてつもない先行利益を生むことができるわけです。

皆さんの近くにある身近なものではSNSなどはいい事例になるでしょう。

ビールメーカーのキリン株式会社では、2015年からAI画像認識技術を活用し、SNSに投稿された写真と投稿内容を解析することによって「一番搾りはスナック菓子などの軽食と一緒に飲まれることが多い」と公表しています。このデータを元に様々な商品開発や広告を打ち出せるのではないでしょうか。

このように、SNSとAIは非常に相性がよく、大手企業であれば何かしらの施策を行っているといっても過言ではありません。

事例からもわかるように、身近なもの×AI技術で今後もAIの引き合いは高まっていきます。

AIエンジニアの年収ってどれくらい?

それでは、これらの需要に対して、AIエンジニアの給与平均はどれくらいなのでしょうか。日本の例とアメリカ・中国の例をそれぞれ見ていきましょう。

アメリカの最高年収は5000万円クラス

2018年アメリカの「Forbs」によると、AIエンジニアの平均年収は1000万円を超えることが最も多いと掲載されています。

アメリカのAI人材の年収表
参考:https://www.forbes.com/sites/louiscolumbus/2017/11/26/the-best-ai-companies-to-work-for-in-2018-based-on-glassdoor/#732222183d78

Indeed.comではサンフランシスコだけで平均すると、機械学習エンジニアの年収は平均約1600万円台とも発表しているそうです。更に驚くべきは、以下の東洋経済onlineに掲載された記事(参考:年収5000万円もザラ、米AI人材のヤバい報酬)の一文です。

大学で博士号を取得したばかりの人や、それほどの学歴がなく仕事の経験も数年程度の人であっても、AIの専門家であれば年間30万~50万ドル(約3300万~5500万円)、あるいはそれ以上の給与と会社の株式を手にすることができる。この数字は、大手テクノロジー企業に勤める人、あるいはそうした企業から仕事の誘いを受けた人、合計9人に話を聞いた結果得られた。

アンケートの母数こそ少ないものの、もし本当なのだとすれば日本では考えられないようなマーケットがアメリカにはあるということです。

更に同誌ではこんなことも書いていました。

グーグルは、同社の自動運転車部門の元リーダーで、2007年からグーグルに勤務していたアンソニー・レバンドウスキーが、1億2000万ドル(約132億円)以上の報酬を手にしたと、今年の訴訟の中で明らかにした。

まるでNFLやMLB選手のような給与を手にしています。

この方はマネジメント層なので正しくはエンジニアよりも上流の職種になります。なので必ずしもAIエンジニアとひとくくりにはできない報酬ではあります。

また、ほとんどの方がこの水準のエンジニアになることは不可能ですし、アメリカの話なので日本には当てはまりませんが、それを差し引いてもAI関連というだけでも夢のある話ではないでしょうか。

中国は平均値が高く、年々高騰している

2018年の情報ですが、中国のテクノロジー分野に特化した求人サイト「100offer.com」では、中国のAI関連企業で働くエンジニアの年収は約520万円~1000万円、リーダークラスであれば2600万円を超えることもあると発表しています。というのも、中国では企業側に潤沢な資金があり、2014年以降人材の引き抜きによるAIエンジニアの給与水準が高騰しているのだそうです。

その為、中国はアメリカのAIエンジニアの最高年収には届かないが、平均値で見ると劣らずむしろやや高めになりつつあるということがわかります。

日本は海外と比べやや劣るが、それでも高い

日本のAIエンジニアの平均年収はメディア毎に諸説あり、各求人サイトが独自データを発表していますが、その大半が600万円台~700万円台と発表しています。

国税庁の民間給与実態調査によると、令和元年における日本人の平均年収は約436万円と発表していますから、大きく上回っている数字だといえます。

では、具体的に有名企業はどのような給与体系にしているのか解説していきたいと思います。

ソフトバンク

流石ソフトバンクといったところでしょうか。話題になっていることには、漏れなく投資しています。ソフトバンクでは、Deep Learningなどを用いて、自然言語、画像を取り扱うAIサービスのアプリケーション開発をできるエンジニアを募集しているようです。

その年収はなんと、最低でも600万円台~最高1800万円だそうです。

最近では、同じくグループ企業であるソフトバンクロボティクスが飲食店などの業務効率化に向けて開発された配膳・運搬ロボット「Servi(サービィ)」を発表したのが記憶に新しいですね。こういったロボ開発もAI開発に密接に関係しています。

参考:https://career.saiyo-dr.jp/sb3c-recruit/Entry/select_job.do?to=job&bunruiId=1132

DeNA

DeNAは、豊富なAI知識を持っている新卒向けに「エンジニア職AIスペシャリストコース」という採用枠を、2017年に設けました。中途採用ではなく、もっと早い新卒から人材を囲い込もうという戦略です。

年俸平均は600万円~1000万円と言われていますので、新卒では破格の給与体系であることは間違えありません。

既に就職されている方には、もちろん中途採用枠もあり、最高で1200万円台までと求人には掲載されています。

参考:https://career.dena.jp/job.phtml

ソニー

ソニーでは、2019年に「Sony AI」という研究開発の新組織を立ち上げたことで話題となりました。

日本では、ソニーと大手タクシー会社が「みんなのタクシー株式会社」を共同設立し、JapanTaxi、DiDi、MOV(DeNA)、Uber等の競合と、配車アプリサービスの覇権を争っています。給与体系は発表されていませんが、同じサービスを展開するDeNAに近いと予想できます。

参考:https://careers.i-web.jpn.com/s/bosyu/career/search/index.html?si=1&_ga=2.254917128.1251265255.1606960816-885683353.1606960816

NEC

NECは年功序列による給与体系を廃止する動きが活発になっています。特に、2019年には技術レベルに応じた等級制度を設けると発表しており、実力があればぐんぐん年収があがるようになりました。チャレンジングな制度ですが、人材獲得の難しい今の日本では、今後当たり前になっていく制度でもあると考えられます。求人では、データサイエンス系の職種で募集しており、マネーレベルで800万円~900万円と記載されています。

参考:https://ssl.nec-careers.com/u/job.phtml?_type=position

フリーランスになるベストなタイミングは「いますぐ」

前項でも説明しましたが、AI開発はまだまだ先行利益があります。

企業にとってはまだまだ未知の領域である機械学習、画像認識、自然言語処理、コグニティブコンピューティング、ビッグデータの自動解析などの技術は、toBでもtoCでも先行者の特権として、価格競争にさらされにくいという特徴があります。つまり資金が潤沢にあれば、いくらでも投資をするということです。企業側はAI技術に対し、それに見合った将来性を見据えています。

何が言いたいのかというと、いまAI技術者として活躍しているのならば、フリーランスエンジニアとして個人受注したほうが、圧倒的に年収が高くなるということです。

国も先端技術開発は後押しをしているので、これほどリスクの低い独立というのは他業種では考えられないのではないでしょうか。

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