現在のJavaの需要状況
Webによる調査で人気言語のランキングを示す TIOBE Indexを確認すると、2021年度10月時点でJavaは3位に位置しています。TOPからPython、C言語、の次に人気が高い言語です。Javaは、現代のソフトウェア開発で主流となっている言語の1つといえるでしょう。
出典:TIOBE Index
Javaの特徴は、
・1つのソースコードがどこでも動作する汎用性の高さ
・ネットワークを扱う機能を備えている
・分散システムを扱う機能を備えている
の3つがあります。
1995年に発表された当時は、非常に注目を浴びた言語となります。今もその特徴を生かし、大規模システム、Webアプリケーション、そしてスマホアプリ、ゲームで使われています。Javaは、クラウド化が進展し、テレワークや在宅での作業が可能になってきています。その観点では、フリーランスエンジニアに適した言語といえるでしょう。
Javaの需要が高い理由
Javaの需要が高い背景はなんでしょうか。
Javaの引き合いがある理由は、
1.Webアプリケーションの開発が増えている
2.アンドロイドのスマホアプリで使われている
3.セキュリティ性が高い
の3つがあります。それぞれ、解説していきましょう。
Webアプリケーションの開発が増えている
昨今、Webアプリケーションの開発は非常に増えています。ブラウザから外部にあるサーバーからデータを取得して、表示、操作することが当たり前になりました。Javaは、アプリケーションからWebアプリケーションのサーバーサイドで使える言語です。需要があるWebアプリケーションに合わせてJavaの需要も増えています。
アンドロイドのスマホアプリで使われている
スマホアプリは、常に新しいサービスやゲームがリリースされる環境です。スマホアプリ開発は、一般的にiOSとアンドロイドアプリの両方に対応して開発します。アンドロイドアプリの開発言語は、JavaやKotlinを使うのが一般的です。Kotlinは新しい言語であり、今までの開発のほとんどが、Javaを使用していました。新規設計に加え、既存アプリの運用、保守案件の需要があります。
セキュリティ性が高い
Javaは、セキュリティ性が高い言語といわれています。言語の開発当初からセキュリティ性を意識した設計がされているからです。その為、セキュリティが厳しい銀行や証券会社などに使われる大規模システムにも使われています。セキュリティ性が非常に高い案件等でも需要があるといえるでしょう。
Javaの将来性は?
Javaは、Webアプリケーションからゲーム、スマホアプリから銀行の大規模システムまで使われています。汎用さを持ち、動作の安定性とセキュリティ性が高く、保守メンテに優れているのが特徴です。開発者目線ではオブジェクト指向、ガベージコレクション、豊富なライブラリなどの特徴があります。そういった特徴もあり、他言語と比べ習得が難しいといわれています。
しかしながら案件が豊富にあることから習得すればとても武器になる言語といえるでしょう。
今のマーケティング手法は、マスではなくなり、オンラインマーケティングが主流になりつつあります。オンラインマーケティングのツールは、Web、ブログ、SNSが代表的です。そういった中で、Javaで作られたアプリやWebアプリケーションは、有名なものがたくさんあります。百科事典サイトのwikipediaやゲームのマインクラフトは特に有名です。
このように現在は、Webやスマホアプリの作成の要求は高まるばかりです。そういったところでJavaは今後も活躍していくでしょう。
Javaは案件が豊富にありますが、求められるスキルも増えてきています。
まずは、プログラミングのスキルが必要です。さらにサーバーのクラウド化が進んでおり、アマゾンのAWSやマイクロソフトのAzureを使いこなすことも必要となるでしょう。常に最新の情報をキャッチアップする必要があります。
さらにソフトウェアフレームワークやソフトウェアライブラリの知識も必要です。フレームワーク、ライブラリがあれば、開発時間を短縮できるからです。こういった技術スキルが高いエンジニアは、高単価になる傾向にあります。
今後も拡大が続く、ECサイトやオンラインにおいて、アプリケーションは不可欠な存在です。それを作成するJavaの需要は、豊富にあり、将来性は十分に期待できるといえるでしょう。
将来に向けて身に着けておきたい最新スキル
Javaの仕事や転職に役立つ資格はどのようなものがあるでしょうか。資格があれば転職の際に客観的に評価される傾向にあり、未経験の方なら知識を習得していることの証明になります。Java向けのおすすめの資格を3つ紹介します。
Oracle認定Javaプログラマ(OCJP資格)
オラクル社がJava開発者向けにJava Standart Edition(Java SE)に関するスキルを認定する試験です。Javaの技術は、バージョンアップごとに進化しています。最新の技術に対応する資格を取ることが求められます。資格を取ることで体系的なJavaの知識を有していることをアピールできます。
出典: Java SE 11認定資格
Javaプログラミング能力認定試験
サーティファイ情報処理能力認定委員会が運営する試験です。Javaに関する基本知識を有し、オブジェクト指向に基づくアプレットやアプリケーションプログラムを作成できる能力を認定します。
基本情報処理技術者試験
独立行政法人情報処理推進機能(IPA)が運営する試験です。ITエンジニアとしてキャリアをスタートするには、まず基本情報技術者試験から受験することが推奨されています。しっかりとした基礎を身に付けることにより、その後の応用力の幅が格段に広がります。広く初心者に向けに認知されている資格ですので、基本的な知識を保持していることがアピールできます。
出展:基本情報技術者試験
Javaの案件例
実際にフリーランス専門の案件紹介サイト「BTCエージェントforエンジニア」で公開しているJavaの案件をご紹介します。
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