本記事をご覧いただいているということは、「もっと稼ぎたいし、副業に興味があるかも…」と副業についてリサーチしているのではないでしょうか。昨今、民間企業のリモート推進により副業を始めた、もしくは副業を始めることを考えているITエンジニアが増えています。では、実際に副業を始めたITエンジニアはどれくらい稼ぐことが可能なのでしょうか?本記事では、副業をすることによってどれくらいの収入が見込めるのかメリット・デメリットと共に解説しています。 また、「副業」という選択肢が読者のあなたによって本当に正しい選択なのか、考える良い機会になると思うので、是非最後までご覧ください。

副業の特徴と始め方

副業とは本業以外の時間を使って働くということを指します。ITエンジニアであれば、例えば19時に本業を退勤して20時から22時まで副業する、などといった働き方です。

毎日定時に上がり、プライベートも差し引き頑張れば週に30時間~50時間副業に充てることは可能でしょう。

副業の始め方は簡単で、Google検索で「ITエンジニア 副業」と検索すればズラッと仕事を紹介してくれるエージェントが出てくるので、気になったところに登録すれば完了です。基本的には無料登録であることが多いですし、登録自体も経歴書さえ書いてしまえば10分程度で2‐3社の登録が可能でしょう。もし、自分にツテがあれば企業と直接契約することも可能です。ただし、副業を始めるには「自分の所属している企業が副業OKにしている」ということが前提になるので、ここは間違いなく確認したいところです。もしNGで始めてしまった場合は、大きな問題になるので気を付けましょう。

ITエンジニアの副業の特徴

ITエンジニアにもたくさんの職種がありますが、ここでは便宜上(ITエンジニアではない職種も含みますが)、①開発エンジニア ➁インフラエンジニア ③デザイナー、コーダー・ディレクター、マーケター、ライター ④その他(ITエンジニア講師やQAなど)の4種に分けて特徴をお伝えします。

開発エンジニア

残念ながら純粋なシステム開発を副業で任せる企業は少ないです。WordPressサイトの構築、自動化ツールの作成が大半を占めています。その為、PHP、JavaScript、自動化ツール言語などが扱えれば向いているといえます。

インフラエンジニア

インフラを副業エンジニアに任せる企業は非常に少ないです。当たり前ですが、インフラはビジネスに多大な影響を与える部分なので、副業よりも本業で支援してくれるエンジニアを求める傾向にあります。また最近はリモートが推進され、一部は自宅からでも作業できるようになっていますが、まだ多くは会社に出社しないと作業できないといった課題も抱えています。その為、インフラエンジニアなのであれば副業はできないものと考えたほうが良いです。

デザイナー、コーダー、ディレクター、マーケター、ライター

仕事の数としては非常に多い職種になります。一番副業としても向いている職種といえます。職種としてITエンジニアではないですが、この分野に知見のあるITエンジニアであれば副業に向いています。

その他(ITエンジニア講師やQAなど)

最近はITエンジニアスクールが流行っているので、IT講師やそれに近しいQAエンジニアなどの募集が多くなりつつあります。ITスクールに通う生徒は本業の後にスクールに通ったりするので、副業でのIT講師枠というのが高まりつつあるというのが背景にあります。

開発エンジニアであれば、この分野で自分にマッチした求人を見つけるのはアリかもしれません。

副業のメリット・デメリット

【メリット】
・余った時間で手軽に稼げる
・時間をかけて実績を積めば、本業よりも稼げるようになるかもしれない

【デメリット】
・基本報酬が安いので、90%以上のエンジニアは本業よりも時給が安い
・求人数よりも登録者が多いので、常にライバルがいて案件を取れないことが多い
・働き過ぎる可能性があり、精神的にも肉体的な負担が大きい
・そもそも副業NGの企業に属していると、副業はできない

副業は「今よりももっと稼げる!」と考えている方が多くいらっしゃいます。もちろん時間を使っているので稼げるのは間違いないのですが、時間の安売りなのでコスパは悪いです。

そのため、副業は、「多少忙しくなっても、2-3万円を今月どうしても欲しい!」という場合はおすすめできますが、長期的にはあまり考えないほうが良さそうです。

具体的にどれくらい稼げるのか

どれくらい稼げるかは副業歴やスキルによって、違いますが稼げるトップ人材でも最大で月30万円程度、一般的には頑張っても2-5万円といったところでしょう。

特にエージェントを介した副業マッチングは非常に単価が安いので、仕事量に見合った報酬はこないと考えたほうが良いです。それでも数万円欲しい!場合は実際にやってみてどんなものか試してみるのも良いと思います。(ちなみに副業マッチングのプラットフォームを使っても仲介手数料はあります)

副業ではなくフリーランス転身を考えよう

上記のとおり、副業は多くの方にとっては、時間の安売りにすぎません。

キャリア・スキルアップにもつながりにくい働き方です。そもそも副業を始めたいと思うITエンジニアの多くは、「今より、もっと稼ぎたい!」と考えている方がほとんどだと思います。それであれば、正社員での本業&副業ではなく、フリーランス一本で働くことを強くお勧めします。

フリーランスエンジニアになれば現在の収入の1.5倍以上の年収になる可能性が高く、場合によっては2倍以上になる方もいます。弊社が現在もサポートしているITエンジニアの方はわずか1カ月で月収税込み44万円から104万円になりました。この例は、極端ですが今40万以上の月収があるならば、平均して月収70‐80万円程度は充分可能な範囲です。

もし、ご興味があれば以下記事もご覧ください。より具体的にフリーランスの働き方や収入の実態・手続き方法などがわかると思います。

フリーランスエンジニアという働き方に興味があれば

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