現在のC#の需要状況

Webによる調査で人気言語のランキングを示す TIOBE Indexを確認すると、2021年度9月時点で、C#は、5位に位置しています。TOPからC言語、Python、Java、C++の次に人気が高い言語です。以前から上位の言語は、C言語、C++と並び、C#の順位は、ほぼ同じ順位でJavaや近年 Pythonの人気がでてきています。

出典:TIOBE Index

C#はなぜ、人気が高い言語なのでしょうか。どの分野で使われるのでしょうか。

C#言語は、Windowsで有名なマイクロソフトが作成した言語です。その為、Windows系の業務アプリケーションからWebアプリケーション、サーバーのアプリケーションなど、多岐に使われています。また、ゲーム開発でもC#は使われています。

現在はクラウド技術の発達により、データベースのデータを使用しながらアプリケーションでデータを表示、編集後、保存するといった、データベースのやり取りでも、C#は使われています。

また、C#はゲーム開発で有名な開発環境「Unity」でサポートされている言語です。最先端のゲーム開発でも、C#言語は使われています。

また、Webアプリケーション、サーバーアプリケーションなど、昨今のクラウド化の進展で、パソコンのみで作業できるようになってきました。クラウド化の進展が前提とはなりますが、C#の案件は、テレワーク業務や、在宅のフリーランス向けであるともいえます。

C#の需要が高い理由

C#言語の需要が高い背景はなんでしょうか。

C#の引き合いがある理由としては、

 1. .NET Frameworkがある

 2.Windowsと親和性が高い

 3.Visual Studioという強力なIDEがある

の3つといえます。それぞれ、解説していきましょう。

.NET Frameworkがある

C#には、 .NET Frameworkという非常に有名なフレームワークがあります。Windows のサービスや Web におけるネットワークのソフトウェアが充実しています。ユーザー自身がプログラムでその機能を作成する必要がなく、既に準備されているソフトウェアライブラリを使用すれば、機能が実現できます。使用者は、開発コストや開発時間削減のメリットが得られます。

Windowsと親和性が高い

C#は、マイクロソフトが作成した言語です。その為、Windows OSとの親和性が高く、Windows系の業務アプリケーションやサーバーアプリケーションやWebアプリケーションで使われています。今後もWindowsは、使われていく環境にありますので、C#の需要は、今後も継続していくものといえるでしょう。

Visual Studioという強力なIDEがある

C#も含めてマイクロソフトがサポートしている言語では、VisualStudioという強力な開発環境が用意されています。プログラムを書くエディター機能、プログラムテストをするテスト機能、実際に動作させて確認するデバッグ機能、さらにプログラム自体を解析する機能など、プログラム開発で使用するすべての機能が用意されているといえるでしょう。使用できる機能は、ライセンスによりますが、機能が豊富にあり、さらに高性能であるといえるでしょう。他の著名なソフトウェアの解析ツールやエディターも、Visual Studioの連携機能を用意しています。

C#の将来性は?

Windowsのシステムは、大きなインパクトがない限り、置き換えることもコストがかかることから、今後も継続的に使われる傾向にあります。その為、Widows系で使われる C#の将来性は今後も継続的にあるといわれています。

Saasのサービスとして、クラウド化やAIによる分析から推奨、提案するシステムが増えると予測されています。そこでは、データを表示するWebアプリケーション、加えてデータを管理、データを抽出、データを計算するなどのデータベースを使用したサーバーアプリケーションは、欠かせません。それらのアプリケーションで使われる C# 言語は、今後も重要な言語といえるでしょう。

またC#は、ゲーム開発でも使われています。今後のゲーム開発は、高画質化、クラウド化が進みます。これは、データが大量になることを示しています。大量のデータを処理しながら、スムーズにキャラクター、背景を動作させる必要があります。その部分で、プログラムの役割は大きいといえます。ゲーム開発においても、C#言語の需要が今後もあるといえるでしょう。

将来に向けて身に着けておきたい最新スキル

C#のエンジニアとして仕事や転職に役立つ資格はどのようなものがあるでしょうか。資格があれば転職の際に客観的に評価される傾向にあり、未経験の方なら知識を習得していることの証明になります。C#エンジニア向けのおすすめの資格を紹介します。

応用情報技術者試験(AP)       

国の独立行政法人 情報処理推進機構(通称:IPA)が主催している試験です。技術から管理、経営まで、幅広い知識と応用力が身に付いており、システム開発、IT基盤構築などの局面で、高いパフォーマンスを発揮することができるか問われる試験です。情報処理の応用の試験として、広く浸透している資格です。

出展:応用情報技術者試験

データベーススペシャリスト試験(DP)

クラウドやデータベースなど、ますます重要になっています。こちらも情報処理推進機構が主催している試験です。企業活動を支える膨大なデータ群を管理し、パフォーマンスの高いデータベースシステムを構築して、顧客のビジネスに活用できるデータ分析基盤を提供するデータベース管理者やインフラ系エンジニアを目指す方に最適な試験です。

出展:データベーススペシャリスト試験

オラクルマスター

日本オラクル社が運営するオラクルマスターは、オラクルのデータベースを扱う技術力を認定する資格です。世界標準の資格です。試験ではデータベースの管理/運用や、SQLの習熟度が問われます

C#の案件例

実際にフリーランス専門の案件紹介サイト「BTCエージェントforエンジニア」で公開しているC#の案件をご紹介します。

C#案件をお探しのフリーランスエンジニアなら

『これからフリーランス』を運営する株式会社ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングは独立系のSIであり、BTCエージェントforエンジニアというサービスを展開しています。

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