こんにちは!
今回はフリーランス・個人事業主のふるさと納税の始め方のわかりやすく解説をします。
ふるさと納税ってどんな仕組みなの?という方にも理解しやすい内容になっていますので
このお得な仕組みは是非とも活用していきたいところです!
ふるさと納税のメリット
ずばり、ふるさと納税のメリットは大きく2つあります。
1つは実質2000円の負担で豪華な返戻品があること。もう1つは、フリーランスは元々確定申告をしているので、始めやすいということです。
実質2000円で豪華な返礼品がある
出典:ふるさと納税ガイド「¥12サイト横断 還元率ランキング」より
例えば、5万円の寄付を行えば、4.8万円の税控除があるので「実質2000円」で上画像のような返礼品をもらえることができます。
ちなみに返礼品は食べ物だけではありません。返礼品掲載数No.1ふるさと納税の比較サイトのふるさと納税ガイドによると、ざっとこれだけの種類があります。
【返礼品一覧】
肉/魚介・海産物/米・パン/果物・フルーツ/野菜/卵・乳製品/酒類(ビール等)/お茶・飲料・ジュース/菓子・スイーツ/麺/惣菜・加工食品/鍋セット/調味料・油/旅行券・ギフト券/家電・電化製品/雑貨・日用品/美容/ファッション・工芸品/花・観葉植物/その他
もちろん、消費者がお得というだけではなく、その地域の方々にとっても利益がでるので「応援したい自治体や地元に寄付する」というのも良いと思いますよ。
フリーランスだから始めやすい
もちろん、寄付しただけでは税の控除は受けられません。税控除を受けるには「確定申告」か「ワンストップ特例制度」を申請しなければいけません。
一般の正社員の方であれば、どちらもちょっとめんどくさいなぁと感じるかもしれませんが、フリーランスの場合は既に確定申告に慣れている方も多いですから「ふるさと納税はフリーランスが始めやすい制度」ということになります。
ちなみに、フリーランスの場合は「ワンストップ特例制度」は使えないので「確定申告」のみの申請となります。
ふるさと納税の注意点
ふるさと納税を始めることで金銭的なデメリットというのはありませんが、「自己負担」にならないように幾つか注意が必要です。
税控除額の上限がある
例えば、年収1000万円のフリーランスが100万円分の寄付をすれば、2000円差し引いた99万8000円の税控除があるかというとそうではありません。もちろん、個人の収入によって税控除の上限があります。
例えば上限が10万円なのに15万寄付すれば、5万円が「自己負担」となってしまいます。そうならない為に、上限額はしっかりと把握しましょう。
家族構成や収入によって変わるので、詳しくはふるさと納税ガイドの「控除上限額計算」からシミュレーションしてみましょう。
詳しい方法はこの記事の「ふるさと納税簡単3ステップ」でも解説しています。
収入が安定しない場合は利用しづらい
収入が安定しない場合は、税控除上限が予測しづらいので少し利用がしづらくなります。
その場合は、最低これくらいの収入が見込めるといった金額でシミュレーションすることをお勧めします。
もし、高く見積もって予想以下だった場合、税控除上限をこえて「自己負担」になる可能性があります。
[iDeCo・小規模企業共済・住宅ローン控除・医療費控除]を利用している人は税控除上限額に注意
フリーランスで、iDeCo・小規模企業共済・住宅ローン控除・医療費控除を受けている場合、既に税控除が適用されている為、ふるさと納税の上限額は下がります。
同じくシミュレーション時に注意して計算しましょう。
ふるさと納税の簡単3ステップ
実際にどんな感じでふるさと納税を利用すればいいのか、簡単3ステップでご紹介したいと思います!参考までにご活用ください。
ステップ1 「ふるさと納税ガイド」で控除額シミュレーションを行う
まずはふるさと納税ガイドにアクセスして、控除額シミュレーションを行いましょう。何度も言いますが、上限をこえれば「自己負担」になるので、ふるさと納税のメリットが台無しになっていまいます。(もちろん自治体の方々は喜ぶと思いますが、、、)
簡単シミュレーションを選択し、「自営業個人事業主の方」のタブをクリックします。
➀あなたの事業所得 ➁家族構成を選び、「シミュレーションする」で計算します。
ちなみに事業所得1000万円で家族構成が独身の場合は、345,400円が限度額だそうです。
もし他に控除を受けている場合は、簡単シミュレーションではなく「詳細シミュレーション」「控除限度額の計算方法」または契約している税理士がいれば、その税理士に相談しましょう。
ステップ2 好きな返礼品を選び注文
返礼品の申し込みには「楽天ふるさと納税」「ふるなび」「ふるさとチョイス」「さとふる」など、多くのサイトあります。各ふるさと納税サイトを比較したふるさと納税ガイドから商品を選び一番お得なサイトを選ぶか、楽天ポイントにこだわる方は最初から楽天ふるさと納税にアクセスしてもいいかもしれません。
本記事では比較サイトのふるさと納税ガイドを活用して、商品を選んでみます。
僕はお肉が好きなので、カテゴリー別人気ランキングの肉から選ぼうと思います。
現在、久留米市のドライエイジングビーフが1位のようなのでこちらをクリックします。
すると、図➁のように楽天ふるさと納税、ふるなび、ふるさとチョイスで好きなサイトを選べるので一番お得なのを選び「サイトへ行く」をクリックしましょう。
※今回の商品はどのサイトでも金額などは変わらないみたいなので、楽天ユーザーなら「楽天ふるさと納税」で良いでしょう。
行先のサイトで購入すれば、注文は完了です。注文後、寄付金受領証明書を受け取り必ず保存しておきましょう。
ちなみに返戻品によって、注意事項があるようなので必ず確認するようにしてください。
(例えば、注文者情報と住民票の記載が一致しない場合は、控除が受けられないなど)
ステップ3 確定申告で寄付額を記入し、申請する
最後に確定申告をしましょう。
今回使用する様式は「申告書B」です。税控除の対象が所得税と住民税なので、両方に寄付金額を記入しなければいけません。
まずは「申告書B」第一表の所得から差し引かれる金額―寄付金控除―㉘
の欄に寄付金額から2000円を引いた額を記入してください。
例えば5万円なら4.8万円です。(5万円-2千円=4.8万円)
次に、「申告書B」第二表の所得から差し引かれる金額に関する事項―寄附金控除に関する事項㉘と、住民税・事業税に関する事項の都道府県、市区町村への寄付(特例控除対象)
の2カ所に寄付金額をそのまま記入します。(2千円は差し引かないでください)
5万円寄付したのであれば5万円でOKです。
最後に申告書B」添付資料台紙に各自治体から受け取った寄付金受領証明書を貼り付け終了です。
※申請方法は随時更新されているので最新情報は国税庁のHPで必ず確認しましょう※
(上記は2021年7月29時点での情報です)
まとめ
今回は、フリーランスにとって始めやすい制度のふるさと納税を紹介させていただきました。
このようにこれからフリーランスでは、フリーランスの皆さんにとって有益な情報を届けています。
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