フリーランスであれば賃貸物件を契約できるのか不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、審査に用意しておくべき書類や、押さえるべき重要なポイントをご紹介したいと思います。
いまフリーランスの方も、これから独立を検討している方も是非ご一読ください。
フリーランスの賃貸借契約が難しい理由
フリーランスは会社員の時より収入が多い反面、正社員の方よりも「収入が不安定」という方が割合多くいるのが実態です。人によっては、今月100万円稼いでも、来月は0円という場合もあります。
その為、不動産側からすれば「いま収入があっても、安定して家賃を支払えるのか」とリスクを気にします。
裏を返すと、安定した収入があることを証明できれば通常通り契約できます。
入居審査に押さえるべき重要なポイント
入居審査を通すために、いくつかポイントを押さえておきましょう。
➀家賃設定は手取りの25%までを基準にする
フリーランスは会社員の場合と比べ、福利厚生が少ないので通常よりも低く見積もることが必要です。単純に就業先が見つからないリスクだけではなく、怪我の場合も会社員と違い収入に大きく影響をします。
その為、家賃は各種税金を差し引いた「手取りの25%まで」を意識しておきましょう。25%以内であれば、収入が少し減っても安定的に支払いができますし、万が一0円でも預金から切り崩しても負担の少ない額といえます。また、30%以上は家賃が収入と見合っていないと判断されかねないので、折角内見しても審査が通らないことが多いでしょう。
➁連帯保証人を用意する
連帯保証人の収入も審査対象となる為、できれば同じフリーランスではない方にお願いしたほうがいいでしょう(契約者との関係性も審査対象です)。
もし、連帯保証人が見つからない場合は家賃保証会社を利用するのも大丈夫です。ただし、一般的な会社員よりも利用額が少し高くなります。目安としては、契約時に家賃の50~100%の初回保証料と更新時に家賃10%程度の更新料です。
➂半年分以上の預金を用意する
もし、用意した書類だけで審査が厳しいと言われてしまった場合、預金を証明することで審査を有利にする方法もあります。おおよそ半年以上(できれば1年分)を用意しておけば、万が一にも支払いを証明できます。
④ダメ絶対。滞納NG
税金は当たり前ですが、クレジットカードの滞納も絶対にNGです。もし申請前に滞納していた場合、審査で落ちてしまうので安定して支払いができるまで引越しは我慢するしかなくなります。また、支払えるのに口座に入れてなくて支払いを怠っていたなども信用を落とすので、そういった事務処理は滞りなくしっかり行いましょう。
入居審査に必要な書類
安定した収入を証明する為にはこの3つの書類を用意することをお勧めします。
- 課税証明書
- 納税証明書
- 確定申告書の控え
課税証明書は、年間の所得額が記載されている為、申請した物件の賃貸額と見合っているか確認されます。納税証明書は、漏れなく納税をしているか、確定申告は帳簿処理が適切にされているのか(社会的な信用)を確認されます。どれも必須かは家主にもよるので、
実際に賃貸物件を見に行く前に、不動産屋に事情を説明し用意するべき書類を確認しておく方が良いです。賃貸物件は早い者勝ちです。気に入った賃貸物件があってもスピードで負けてしまうことがあるため、用意すべき書類は予め確認しておきましょう。
用意する書類 | 発行できるところ |
課税証明書 | 役所、e-TAX、コンビニ(マイナンバーカード必要)等 |
納税証明書 | 役所、e-TAX、コンビニ(マイナンバーカード必要)等 |
確定申告書の控え | 税務署やe-TAX等 |
フリーランス1年目が賃貸物件を借りる場合
フリーランスとして独立して1年目は新規の賃貸借契約が一般のフリーランスよりも更に厳しくなります。それは前年度のフリーランスとしての実績がない為、安定した収入を証明できないからです。その為、「入居審査に押さえるべき重要なポイント」の①~④は当たり前ですが、フリーランスに特化した不動産を利用することをお勧めします。
フリーランス特化型の不動産は、フリーランスに対して理解のある家主を対象に賃貸物件を扱っている為、審査が通りやすいといえます。
まだ、フリーランスになっていないがこれから検討している場合は、独立前にあらかじめ好きな賃貸物件に引っ越してから独立するというのが一番いいでしょう。
フリーランスにおすすめの不動産
フリーランス不動産
その名の通り、フリーランス向けの不動産です。家主もフリーランスに理解のある方を集めているため、審査の通りやすい物件を取り扱っています。またサイト内で契約を完結できるため、時間のかかる来店などは不要です。
Freelance Basics 「smeta」
与信/部屋さがし/契約までワンストップでサービスを提供しています。「smeta」では、“必ず借りれられる”を売りにしているようで、入居審査100%通過が魅力です。
https://rease.co.jp/products/smeta/
HOMES(ホームズ)
やはり、日本の物件数トップシェアを誇るHOMESはおすすめです。賃貸物件の数も他と比べて多く、予定よりも良い賃貸物件に出会える可能性があります。
安定した“高収入”を目指すなら
フリーランス向けに審査を通すポイントを紹介してきましたが、やはり一番強いのは「安定した収入」です。更に、“高収入”で安定していれば、不安なく好きな物件に引越しもできます。
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