現在のRubyの需要状況

Webによる調査で人気言語のランキングを示す TIOBE Indexを確認すると、2021年度9月時点で、Rubyは13位に位置しています。Rubyは国産の言語となり、「まつもとゆきひろ(通称 Matz)」氏が作成したプログラミング言語です。オープンソースの言語であり、全世界のエンジニアが開発しています。

出典:TIOBE Index 

Rubyは開発エンジニアにとって、痒い所に手が届くイメージのプログラミング言語といわれています。簡潔な文法など、プログラマーが面倒と言えるプログラミング作業のストレスを解消してくれると、エンジニアの評価が高いといわれています。

Rubyは、WebアプリケーションやSNS、ブログの開発に適しています。料理サイトで有名な「クックパッド」、SNSでは「Twitter」が、Rubyで作られた有名なWebアプリケーションとなります。

またWebアプリケーション、SNS、ブログなど、パソコンのみで作業できることから機材が不要です。Rubyの案件は、テレワーク業務や、在宅のフリーランスエンジニア向けであるといえるでしょう。

Rubyの需要が高い理由

Rubyの需要が高い背景はなんでしょうか。Rubyの案件がある理由としては、

 1.Ruby on Rail がある

 2.日本語で情報が豊富にある

 3.Webアプリケーションに適している

の3つといえます。それぞれ、解説していきましょう。

Ruby on Rails がある

Rubyを有名にしたのは、Ruby on Railsがあるからともいえます。Ruby on Rails をリリースしたことで世界中の人が、RubyでWebアプリケーションを開発するようになりました。Ruby on Rails は、Webアプリケーションを作るためのフレームワークです。これを使うことで今までの開発時間よりも短時間で、Webアプリケーション、SNS、ブログが作成できるようになりました。

日本語の情報が豊富にある

日本発祥ということもあり、Rubyの情報が豊富です。Webや書籍など、情報が豊富にあります。ほとんどのプログラミング言語は外国で発祥したものであり、最新情報は英語のサイトを確認していました。しかしRubyの情報は日本語で書かれていることが多いため、メンテナンス性も向上し、困ったときにもフォローされやすく、カスタマイズしやすいというメリットがあります。そういった背景もあり、Rubyの開発は盛んであるといえます。

Webアプリケーションに適している

WebアプリケーションフレームワークのRuby on Rails があることで、Webアプリケーション、SNS、ブログ、オンラインショッピングサイトが簡単に作れるといわれています。特にRubyが多く使われているのは、Webアプリケーション開発です。手の込んだWebページを、短時間で作成することができます。多くのサイトがRubyを使用して開発しています。

先述したサイト以外にも、「wantedly」、「食べログ」など多くのサイトでRubyは使われています。

Rubyの将来性は?

現在のマーケティング手法は、マスではなくなり、オンラインマーケティングが主流になりつつあります。オンラインマーケティングのツールは、Web、ブログ、SNSが代表的です。

特にWebに情報を表示するWebアプリケーションは、データベースと連携しながら、データ管理や顧客情報を含むセキュリティ管理など、対応することが多くあります。その際にWebアプリケーションのフレームワークがあるRubyは、開発期間を短縮しながら、実際のサービスに使える品質まで対応できます。

他社と差別化するために、画面を美しくする、動きを加える、リアルタイムのアクションをするなど、要求は高まるばかりです。そういったところでプログラミング言語のRubyは今後も活躍していくでしょう。

Rubyは、オープンソースということもあり、日進月歩で進化しています。その為に、最新の情報などをコミュニティなどから得る必要があります。常にアンテナをはり、最新技術を獲得する意識が必要でしょう。

今後も拡大が続くオンラインマーケティングにおいて、Webアプリケーションを作成するRubyの需要は豊富にあると考えられます。

将来に向けて身に着けておきたい最新スキル

Rubyのエンジニアとして仕事や転職に役立つ資格はどのようなものがあるでしょうか。資格があれば転職の際に客観的に評価される傾向にあり、未経験の方なら知識を習得していることの証明になります。Rubyエンジニア向けのおすすめの資格を紹介します。

Ruby技術者認定試験

Ruby技術者認定試験は、Ruby アソシエーションが運営する試験です。Rubyベースのシステムを設計、開発、運用するエンジニア、システム提案を行うコンサルタント、講師及び、学生などを対象とした認定試験制度です。認定者は、Ruby技術者としての技術力を公正に評価され、Rubyによるシステム開発能力を持つことを認定されます。

出展:Ruby技術者認定試験

PHP技術者認定試験

PHPの専門技術取得能力を正当に評価できる技術者認定試験を実施しています。試験には、PHP7技術者認定初級試験 ITSS レベル1、PHP5技術者認定初級試験 ITSS レベル1、PHP5技術者認定上級・準上級試験 ITSS レベル2/3など複数あります。

PHPは、Rubyとよく比較される言語です。Webアプリケーションにおける一般的な知識を得るにはちょうど良い試験といえるでしょう。

出展:PHP技術者認定試験

Webクリエイター能力認定試験 エキスパート/スタンダード

Webクリエイターとして、UI/UXを検討する場合は、HTML/CSSの知識も必要です。試験はスタンダードとエキスパートがあります。スタンダードは、実技問題となります。HTML5をマークアップすることができるか、また、CSSを用いてHTMLの構造を維持しつつ、Webページのデザインやレイアウトを表現することができるか確認します。エキスパートはさらに加えて知識問題があります。

出典:Webクリエイター能力認定試験 エキスパート/スタンダード

Rubyの案件例

実際にフリーランス専門の案件紹介サイト「BTCエージェントforエンジニア」で公開しているRubyの案件をご紹介します。

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