フリーランスエンジニアの収入は、受注する案件の単価相場によって決まります。

単価の相場に関する知識がないと、実際のスキルと収入が割に合わなくなってしまいます。

そんな事態を避けるためにも、フリーランスエンジニアの単価相場に関する知識を身につけることが大切です。

今回は、フリーランスエンジニアの単価相場について言語別と経験年数別で紹介するとともに、単価を上げるポイントについても解説します。

フリーランスエンジニアの単価相場

フリーランスエンジニアの単価相場は、扱う言語や実務経験の年数によって大きく上下します。

エンジニアとしての価値を測るためには「どんな言語が使えるのか」「どれだけの実務経験があるのか」が重要です。

フリーランスエンジニアを採用する企業は、即戦力になる人材を求めて案件を発注しています。

そのため、企業に就職するのとは違い、高い技術力と豊富な知識量をもった人材が優遇され、単価も上がる傾向にあります。

フリーランスエンジニアとしての単価相場を知ることで、これからフリーランスエンジニアになろうと考えている方や現在実際に案件を受注している方も、実力相応の報酬が得られることにつながるでしょう。

言語別の単価相場

フリーランスエンジニアの単価相場について、以下の4つの言語別に解説していきます。

・Java

・PHP

・Ruby

・Python

それぞれみていきましょう。

Java

C言語をベースに開発された人気の高いプログラミング言語「Java」の案件単価相場は、約58万円〜68万円と言われています。

Javaを扱う案件の特徴として、webシステム開発からAndroidアプリ開発などの応用範囲が広く案件数が豊富であることがあげられます。

金融機関等の基幹システムもJavaが代用されつつあり、大型案件の獲得も見込める言語です。

PHP

PHPはサーバーサイド言語として知られ、webアプリケーション開発やWordpressにも用いられる言語です。

PHPの単価相場は65万円〜70万円で、他の言語より少し単価相場が高いのが特徴です。

LaravelやCakePHPなどのフレームワークも多彩なことから、現在のwebアプリケーション開発でも多く用いられています。

そのため、PHPを扱えるエンジニアの需要が伸びています。

Ruby

Rubyは日本人のまつもとゆきひろ氏が開発したオブジェクト指向スクリプト言語で、その汎用性や可読性から人気の高い言語の一つです。

Rubyの単価相場は80万円前後です。

現在もなおJavaやPHPを扱っているエンジニアが多い中、Rubyを扱えるエンジニアはとても重宝されるので単価が高くなる傾向にあります。

また、webアプリケーションフレームワークである「Ruby on Rails」によって開発されるサービスも増え続けているため、Ruby on Railsを扱えるエンジニアは単価が高くなります。

Python

Pythonは、JavaとC++に並んだ3大言語の一つとして知られるスクリプト言語です。

Pythonの単価相場は60万円〜80万円と相場の幅が広くなっています。

その理由は、Pythonの汎用性です。ライブラリを使用したweb開発から、機械学習、さらにはAI開発にも用いられる汎用性の高さが、単価に幅がある理由です。

多くの分野において応用が効くPythonは、逆に新しい技術を扱えるエンジニアが不足しているとも捉えることができ、常に新しい技術を取り入れることのできるエンジニアの単価が上がる傾向にあります。

経験年数別の単価相場

ここで言う「経験年数」とは、フリーランスエンジニアとしての経験年数ではなく実際に企業にエンジニアとして就職し実務を経験した年数として捉えます。

経験年数別の単価相場を次の3つに分けて解説していきます。

・経験年数:0~2年

・経験年数:3~4年

・経験年数:5年~

それぞれ確認しましょう。

 経験年数:0~2年

3年未満である0~2年程度の経験年数の単価相場は、20万円〜60万円が一般的です。

未経験の場合、示せる実績が少ないことから高い単価の案件には応募しづらい上、安い単価でも案件を受ける傾向にあるためです。

また、3年未満の経験年数では十分な技術が身についていないことも多く、継続案件が取りづらいこともこの単価相場の理由の一つになります。

未経験や経験年数3年未満の方は、自分の技術やスキルと案件の相性をよく見極めることが重要です。

経験年数:3年~4年

経験年数3年〜4年の単価相場は60万円〜70万円前後となります。

一般的なプロジェクト案件に採用される機会も多く、3年未満のエンジニアに比べて多くの言語を扱えるようになっていることやチーム開発の経験が豊富なことからこの単価相場になります。

3年~4年実務経験を積んでいるエンジニアは、継続案件も獲得することがそれほど難しくなく、フリーランスエンジニアとして安定して収入を得ることができるでしょう。

経験年数:5年〜

5年以上の経験年数があるエンジニアの単価相場はおよそ80万円以上となります。

プロジェクトリーダーなどの役職を経験している場合も多く、実務だけでなくプロジェクト自体を動かせるマネジメント能力が評価されることが多いためです。

また、多くの言語を扱えるだけでなくサーバーなどのインフラの知識にも精通しているエンジニアが多いことも、単価相場が80万円以上になっている要因の一つになります。

受注単価を上げる3つのコツ

この項目では、受注単価を上げる3つのコツを解説します。

  • 複数の言語を扱えるようになる
  • スキルシートを充実させる
  • 積極的に単価交渉する

これらをそれぞれ確認することで、単価相場以上の報酬も期待できるようになります。

複数の言語を扱えるようになる

発注側にとって、多くの言語を扱えるエンジニアはとても貴重な人材です。

プログラミング言語にはHTML/CSSのようなマークアップ言語やスタイルシート言語・PHPやRubyと言ったようなサーバーサイドに関わる言語・SQLといったデータベースに関わる言語など、様々な種類があります。

現在使用されている多くの言語を扱えるようになることで、受注できる案件が増えるだけでなく、プロジェクト内で任される仕事量も多くなるため、単価が上がる傾向にあります。

受注単価を上げるためには、多くの種類の言語を扱えるようになりましょう。

 スキルシートを充実させる

フリーランスエンジニアにとって、スキルシートはとても重要な役割を果たします。

経歴書とも呼ばれるスキルシートはエンジニアの実力を測るためのものさしであり、スキルシートが充実していないと、実力相応の案件を受注することができなくなってしまいます。

具体的にどのようなプロジェクトで、どの部分を担当して、どのような開発に携わったのかを詳細に記載することが、案件を受注しやすくするポイントです。

スキルシートをないがしろにせず、自分の実力を示せる大きな要素の一つだと考えてしっかりと書くようにしましょう。

積極的に単価交渉する

受注した案件の報酬が単価相場より大幅に下回っていても、諦めてそのままにしていませんか?

積極的に単価交渉をすることで、自分の実力に見合った報酬を受け取ることができるだけでなく、効率的に時間を使うことにもつながります。

あまりにも低い単価で案件を受注し続けていると、ずっとそのままの単価で案件を受けることになってしまい、報酬を上げるきっかけも失ってしまいます。

受注単価を上げたい場合は、単価相場と自分の実力をしっかりと理解した上で積極的に単価交渉をすることが大切です。

フリーランスエンジニアの単価相場まとめ

今回はフリーランスエンジニアの単価相場について解説しました。

言語別や経験年数別の単価相場をよく理解することで、今の自分の価値がどのくらいのものなのかを知ることができます。

また、受注単価を上げるコツを知ることは、フリーランスエンジニアとして効率的に安定した収入を得ることにもつながります。

フリーランスエンジニアとして案件を受注する場合には、今回解説した内容をしっかり理解しておきましょう!